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消費者金融の審査の『事故者リスト』とは? ~記録される条件や年数のまとめ~

消費者金融の審査の『事故者リスト』とは? ~記録される条件や年数のまとめ~

消費者金融の審査では「事故者リスト」は本当に存在するのか。結論は「実質の事故者リストは存在する」というもの。

事故者リストは「ブラックリスト」とも言われますが、どちらにしても「正式には」存在しません。しかし、「実質それに該当するもの」があります。それが、個人信用情報の「事故情報・異動情報」です。

個人信用情報とは?

個人信用情報は「その人の経済的な信用度を示す情報」です。下の2通りの情報で成り立っています。

  • 属性情報…職業・年収などの基本的な条件
  • 支払情報…これまでの借入・返済の履歴

というものです。そして、この属性情報の方には、当然「ブラックリスト」はありません。ヤクザなどの反社会勢力の人なら別ですが、普通の人は、ここで「事故者リスト」とされることはありません。

いわゆる「ブラックリスト」に関わるのは「支払情報」の方です。こちらが個人信用情報の価値のほとんどを占めているので、「信用情報=支払情報」と思っている人もいます(また、事実それでOKです)。

では、支払情報で「どのような情報が記録されていると、事故者リストとなるのか」。ここではそれをまとめます。

事故者リストに入る情報の種類

下のような返済事故の情報が記録されていると、事故者リストに入ります。

  • 悪質な遅延・延滞
  • 契約解除
  • 代位弁済
  • 債務整理

というものです。一番多いのは「延滞・滞納」です。これは大体「2ヶ月~3ヶ月」の遅延で記録されます。61日以上と言われることもあります。

以前は「3ヶ月から」という条件が主流でしたが、最近では「2ヶ月から」になったようです。消費者金融でもグレーゾーン金利の撤廃以降、高い金利が取れなくなったので、よほど信用できる人にしか、融資したくないということでしょう。

(仮に貸し倒れが起きた時、他の人から取った利息で埋め合わせる、といことができないですからね)。

契約解除の種類

契約解除というのは、当然「自分が退会する」ことではありません。重度の遅延・延滞などによって、強制的に解約・退会させられるものです。(強制退会・強制解約)

これが起きる条件は、そのカード会社・キャッシング業者によって千差万別です。私の場合は、楽天クレジットカードで20万円一括で返済しようとして、1ヶ月払えずにいたら、それで強制解約となりました。

どのくらいのレベルで契約解除になるかはケースバイケースですが、とにかくこれは支払情報に記録されます。

(記録される期間は約5年です)

代位弁済とは

代位弁済とは、直訳すると「誰かに代わりに返済してもらう」ということ。「なぜそれがいけないのか?」と思うでしょう。

もちろん、これが家族や友人だったら、別に特に問題ないのです。「連帯保証人が代わりに払った」というのは、少々問題になりますが(本人が払えなかったので)、それでも大問題ではありません。回収はできたわけですからね。

代位弁済が問題になるのは保証会社が代わりに支払うのが普通だからです。この「保証会社」というシステムについて説明します。

銀行の返済ができないと、保証会社が代わりに支払う

実は、銀行のカードローンや住宅ローンなどを申し込む時、審査は銀行がしているわけではありません。アコム・プロミス・オリコなどの会社が審査をしています。

そして、審査した結果「この人は融資しても大丈夫」となったら、「彼らが保証人になる」んですね。たとえば三菱東京UFJ銀行カードローンの審査に通った場合、「アコムがあなたの保証人になっている」ということなのです。

そして、あなたが返済不能になったら、アコムが代わりに全額返済します。そして、アコムが三菱東京UFJ銀行に代わって、あなたに取り立てに行くわけです。

(実際には、こういう返済不能になった借金の回収を専門にする、債権回収会社という業者が代わりに登場します)

つまり「代位弁済の記録が残っている」ということは、大抵は「返済不能になって、保証会社に肩代わりさせた」ということなのです。というわけで、これも事故者リストとして5年ほど記録されます。

債務整理の種類と、記録される期間

債務整理は下の4通りがあり、履歴が保存される期間も下の通りです。

  • 任意整理…5年
  • 特定調停…5年
  • 個人再生…5年~10年
  • 自己破産…5年~10年

絶対この年数というわけではなく、多少前後します。過去にこういう履歴があっても、現在信用できると判断されたら、早めに審査に通ることもあります。

それぞれの債務整理の内容をカンタンにまとめると、下の通りです。

  • 任意整理…過払い金の返還、将来利息の軽減など(何でもあり)
  • 特定調停…任意整理を、裁判所の仲立ちで行う
  • 個人再生…借金を3分の1~5分の1程度に減らす
  • 自己破産…借金がチャラにする

というものです。この中で一番多いのは、任意整理です(内容が何でもありなので、業者と相談しつつ、一番お互い妥協できるラインで、決着しやすいからです)。

というように、これらの債務整理も「事故者リスト」として5年~10年記録が残ります。その間は、新規のカードローン審査や、クレジットカードの審査に通るのは難しいと思ってください。


以上、消費者金融などの審査の「事故者リスト」についてまとめました。この逆に、いい履歴を残せば、あらゆる借り入れの審査に申し込みやすくなり、アメリカン・エキスプレスのプラチナカードなども持てるようになります。

別にプラチナカードを持つ必要はないですが、信用が高いに越したことはないので、ぜひクレジットスコアを意識した生活を送ってみてください。

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