申込みブラックになったら、もうお金を借りることはできないか―。これは「時間が経てば可能」というのが答えです。ポイントをまとめると、
ということです。以下、詳しくまとめます。
申込みブラックになると、何ヶ月その履歴が保管されるのか―。これは6ヶ月です。JICC・CIC・全国銀行個人信用情報センターと、すべて「6ヶ月」になっています。
「6ヶ月まで」「6ヶ月を超えない期間」と表現は多少違いますが、意味はまったく同じです。ということで、「申込みブラックになってから半年経過したら、ブラック解除になっている」と考えていいでしょう。
(絶対というわけではありませんが、ほぼ確実に)
上に書いたのは、日本貸金業協会に登録している一般的な業者の場合で、たとえば独自審査の業者をしている街金・サラ金などは、関係ない場合もあります。
独自審査というのは個人信用情報に頼らないで審査する、という意味なので、個人信用情報の申込みブラックは関係ないわけです。ということで、こういう中小業者で借り入れするのであれば、多重申し込みした後でも大丈夫…という場合が多いです。
とは言え、やはり中小業者だって貸し倒れは嫌です。いくら審査が甘いといっても、回収できないと彼らは困るので、一番役立つ審査情報である「個人信用情報」は、ある程度見ています。
そのため、中小業者だったら、どこでも申込みブラックが関係ない、というわけではありません。この点は注意してください。
カードローンで連続申込み・同時申込みをしてブラックリスト入りした場合も、クレジットカードの審査に影響します。日本のクレジット会社だと、審査に通りにくくなるでしょう。
しかし、アメリカン・エキスプレスの審査だったら、問題なく通る可能性もあります。アメックスは日本流ではなく、アメリカ式の審査をしているからです。
アメリカのカードローン審査でもクレジットスコアは重視します。ただし、日本と違うのは「現在のクレジットスコアを一番重視する」ということ。過去に返済トラブルを起こしたことは確かにマイナスになりますが、それを補って余りある今のプラスがあれば、それで審査に通るということです。
たとえば、現時点の年収が多い、以前よりいい職業についている、新しいクレジットカードで、良好な借入・返済の履歴を残している…などの条件ですね。これらの条件を満たして「今のクレジットヒストリー」を改善していたら、過去に関係なく、アメリカン・エキスプレスは審査に通ることが多いです。
ということで、申込みブラックによってクレジット審査に通りづらくなった人は、Master・JCB・VISAなどのクレジットカードではなく、AMEXの審査に申し込むといいでしょう。
そもそも、どのような審査申込みをするとブラックリスト入りするのか―。これは下の通りです。
ということです。基本的に、一度審査落ちした業者では、半年間は申し込みできません。これは銀行カードローンでも消費者金融でもクレジット会社でも同じです。
これらの多重申し込みは、無自覚にやってしまう場合が多いです。特に急ぎでお金を借りたい時には、「審査落ちしたらどうしよう」という焦りから、ついつい同時に審査を受けたり、連続ですぐ次を受けたりしてしまいます。
しかし、こういう悪あがきはかえってクレジットヒストリーを悪化させ、その人を不利にするだけですから、やらないようにしましょう。
基本的に、消費者金融で2件連続で審査に通らなかったら、その後何件申し込みしても通ることはありません。というわけで、この時点であきらめましょう。
という場合は、まだ消費者金融は1回だけなので、もう一回受けても大丈夫です。銀行カードローンで落ちた後消費者金融で受けるというのは、普通の人でもよくあることなので、それほど怪しい行動ではありません。
しかし、消費者金融を連続で2件受けて落ちても、なお申し込むというのは「相当切羽詰まった人だけ」です。こういう人は、返済不能に陥る確率が高いので、すべてのキャッシング業者が敬遠するわけです。
以上、カードローン審査の多重申し込みについてまとめました。お金がない時は、ついつい焦ってこういうことをしてしまいますが、そうならないよう、日頃からお金の管理をしっかりしましょう。
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