高齢者の方がカードローンでお金を借りる時は、年齢制限に注意する必要があります。
というのがキャッシングの年齢制限です。一部例外として、
という条件もありますが、以下、カードローンの年齢条件について詳しくまとめます。
大手の消費者金融や銀行カードローンでは、上にも書いた通り「70才以上」では借り入れ不可です。しかし、プランネルという中小業者の「フリーローン100」というカードローンだったら、70才以上でも借りられます。
プランネルの「フリーローン100」は79才までOKという条件なので、80才手前まで借入可能ということです。さすがに80才以上では借り入れ不可ですが、その年令になってもキャッシングを利用することはおそらくないし、あまり利用すべきでもないので、特に問題ないでしょう。
ちなみに「フリーローン100」というのは「限度額100万円」ということから来ています。カードローンの最高限度額が100万円というのはかなり小さい方ですが、そのような少額融資専門なので、高齢者の方でもOKということですね。
このように、一応年齢条件としては60才以上でもキャッシングでお金を借りることはできます。ただ、審査は非常に通りにくいです。理由は、
ということです。どの理由をとっても、日常生活の感覚で納得が行くかと思います。少々失礼かも知れませんが、60才を過ぎてカードローンでお金を借りなければいけない…というのは、これまでの生活は一体どんな風だったのか、と誰でも思うでしょう。
また、若い人だと、キャッシングをしてもアルバイトを増やすなどして、早期に返済することができます。しかし、高齢者の方の場合、それもできません。できる仕事が限られているからです。
さらに一番怖いのが、病気や怪我などで倒れてまったく働けなくなり、それで返済不能に陥ることです。どれだけ真面目な人であっても、体を壊してしまっては、もう返済はできません。
高齢者の方の場合、このリスクが非常に高いです。若者だったら「まじめに働く→稼ぐ→返済する」という方程式が成り立つのですが、高齢者の方の場合、まじめに働いたことが原因で、体を壊してしまう、ということもあり得るのです。
というように、右を見ても左を見ても、60才以上の高齢者の方に融資するのは、キャッシング業者・ブランドにとってかなり危険なことなんですね。というわけで、60才以上でお金を借りるのは、かなり難しくなっているのです。
しかし、国の融資制度である「年金担保貸付制度」というものもあります。これだったら「返済は年金から天引き」という方式なので、返済できなくなることがありません。そのため、国は確実に融資してくれます。
絶対というわけではありませんが、その人の年金支給額に応じて、ある程度のお金は借りられます。金利も2%程度と非常に安いので、利息で苦しむことはありません。
注意点としては、年金の受取額が減るので、その分は結局どこかで稼がないといけないということ。現時点ですでに「年金をもらっていてもお金が足りない」状況なのに、さらに年金の金額が少なくなるわけです。
年金担保貸付制度を利用する高齢者の方の多くが、この現実をはっきり計算せずに借り入れしています。そして、案の定「またお金が足りない」という状態になり、そのまま偽装質屋などの悪徳業者に手を出してしまう…ということが多いのです。
闇金業者は基本的に「他で借りられない」人をターゲットにします。60才以上の高齢者というのはその主要「顧客層」の一つなのです。
特に高齢者の方の場合「借りられない」というだけではなく「認知能力が落ちている」というポイントもあります。オレオレ詐欺・振り込め詐欺などもそうですが、こうした高齢者の方はとにかく騙しやすいのです。
キャッシングに関連する詐欺でも、やはり高齢者の方が被害に遭うケースが増えています。このように「お金がなくても、お年寄りがお金を借りる手段がない」というのは問題なのですが、年金担保貸付制度はすでに整備されているし、結論は「老後にお金が足りなくならないよう、自分で気をつける」しかないということです。
以上、高齢者の方のカードローンなどの借り入れについてまとめました。現時点で自分がまだ若い方でも、親がこうした状況に陥って、詐欺被害に遭うというケースも、想像しておく必要があります。
家族がそうした犯罪被害にあったせいで、子供が数百万円の支払いをしなくてはいけなくなった…、という話はよく聞かれます。そうならないように、親とのコミュニケーションを、ある程度取っておいた方がいいかも知れません。
(離れて暮らしている場合も)
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