キャッシングの契約中に金利が上がった―。こういうことはよくあります。原因は下の通りです。
というのが主な原因です。他にも多少ありますが、これらについて説明します。
まず、キャッシングの金利というのは「借入総額に応じて変化する」ものです。つまり、下のようになっているんですね。
ということです。たくさん借りている人はいわば「お得意さん」なので、安い金利でサービスしますよ、ということです。逆に少額融資の人は「あなたに融資しているのにも管理コストがかかっているんだから、その分多めに金利を払ってくださいね」ということです。
この辺は別に変なルールでも何でもなく、実生活の感覚でも納得できることでしょう。
もう一つカードローンの金利を変化させる要因として「信用度(クレジットスコア)が下がった」というものがあります。たとえば返済の遅延・延滞をしたなどです。
信用度が下がると、金利は上がります。これも実生活のイメージでわかるでしょう。信頼できない人がお金を借りに来たら、「低金利で融資してあげる」という人はまずいないはずです。
で、代わりにどうするかと言ったら高金利で融資する、ということですね。返済してもらえない危険がある以上、せめて高めの金利を払ってもらうということです。
これは投資の発想とまったく同じです。元本が保証されている国債などのローリスクな投資は、みんなローリターンでも喜んでお金を注ぎ込むわけです。
しかし、途上国の株式など「ハイリスクな投資」の場合、リターンがよほど高くなければ、誰も手を出さないですよね。ということで、信用度が低い人の場合、高い利息を払うと約束しなければ、お金を借りることができない…というわけです。シンプルな市場論理ですね。
カードローンには「初回30日間無利息」のような「無利子期間」と呼ばれるサービスがあります。
などが提供しているものです(ノーローンは「1週間無利息」)。で、この無利子期間が終わると、当然利息が発生します。
それまでは金利ゼロだったのに、いきなり金利かかるようになったので「上がった」と感じるかも知れません。しかし、これは「本来の金利」になっただけの話なので、金利が高くなったわけではありません。
最近はキャッシング情報に関しても、かなりネットで調べられるようになったので、無利息期間については知っている人が多いでしょう。そのため「終わったのに気づかなかった」ということはあまりないとは思いますが、こういう理由で「金利が高くなった」と感じる可能性もあります。
これらの金利が上がる原因の中で、唯一回避するべきものは「クレジットヒストリーが悪化した」というものです。これは要するに「借入・返済の履歴が悪くなった」ということですが、今後あらゆる場面でマイナスの影響が出ます。
…というような内容です。要するに借金全般の審査で、不利になるということですね。たとえば携帯電話のスマートフォンの本体を分割払いで買う…という時にも審査に通らない場合があります。
(主要キャリアの中では、ソフトバンクの審査が特に厳しいようです)
というように、クレジットスコアが悪い・低いというのは、あらゆる経済的生活の中で、マイナスになるわけです。日本はアメリカほどのクレジット社会ではないのでまだいいですが、今後は電子マネーなどの導入も進み、ますますクレジット社会になっていくでしょう。
そういう中で、クレジットヒストリーが悪いということはかなり経済的に不利になります。特に還元率の高いクレジットカードを発行したいという時、それができないというのは、かなりの難点です。
(私も今そういう状態に直面していますが…)
そのようなデメリット・短所があるので、クレジットヒストリーを悪化させることだけは、くれぐれもしないようにしてください。
以上、カードローンの利用途中で金利が上がった時の原因・理由についてまとめました。参考にしていただけたら幸いです。
© カードローン攻略編集部 All rights reserved.