カードローン情報サイト「お金に困ったら」

多くの人にとって、高額借り入れというのは「50万円～100万円」でしょう。それ以上借りる人もいるかも知れませんが、あまりに利息が大きくなりすぎるので、おすすめしません。

（普通に生活していれば、自動車ローンはともかく、カードローンで100万円以上借りることはないでしょう）

ということで、ここでは「50万円・100万円」の2つの場合で、大手の銀行カードローンの金利を比較します。（消費者金融は金利が高く、高額借り入れには適していないので、銀行カードローンだけで比較します）

50万円の金利で比較

借入総額50万円の時の金利は、下の通りです。安い順に並べます。

• りそな銀行…12.475％
• ソニー銀行…13.8％
• イオン銀行…13.8％
• みずほ銀行…14.0％
• 楽天銀行…14.5％
• 三井住友銀行…14.5％
• 三菱東京UFJ銀行…14.6％
• 横浜銀行…14.6％
• じぶん銀行…17.5％
• オリックス銀行…17.8％
• ジャパンネット銀行…18.0％

このように、大手で一番安いのは「りそな銀行」です。その分審査が厳しいですが、ある程度信用度（クレジットスコア）が高く、審査に通る自信がある人なら、りそな銀行で申し込むといいでしょう。

ただ、大部分の人はりそな銀行の審査はおそらく通らないので、次善の策として、ソニー銀行・イオン銀行・みずほ銀行あたりをおすすめします。

これらの銀行カードローンになると、審査通過率はりそな銀行より格段に上がります。特に最短即日借り入れしやすいのはみずほ銀行です。

みずほ銀行なら、口座なしでも最短即日借り入れ可能

みずほ銀行より低金利な、3つの銀行は、すべて「その銀行の口座が必要」という条件です（最短即日借り入れする場合）。しかし、みずほ銀行は「当日口座開設すればOK」となっています。つまり、申し込みの時点で口座がなくてもいい、ということですね。

もちろん、口座開設してからカードローン審査に申し込むわけなので、それなりに早い時間帯に申し込み手続きをする必要があります。しかし、そのように早めの申し込みさえできれば、特に問題ありません。

…というように「最短即日キャッシングのしやすさ」まで含めて比較すると、50万円の借り入れの時では「みずほ銀行」が一番バランスがいいといえます。安さだけで見るなら、ソニー銀行・イオン銀行がいいでしょう。

100万円借りる場合の金利

続いて、100万円の高額借り入れをする場合です。

• イオン銀行…8.8％
• ソニー銀行…9.8％
• 三井住友銀行…11.0％
• 横浜銀行…11.8％
• オリックス銀行…11.8％
• みずほ銀行…12.0％
• 楽天銀行…12.1％
• りそな銀行…12.475％
• 三菱東京UFJ銀行…12.6％
• ジャパンネット銀行…15.0％
• じぶん銀行…データなし

今度はイオン銀行・ソニー銀行が圧倒的に安くなりました。この2つの銀行は、借入金額ごとの金利が固定されているので、これで間違いありません。

• 三井住友銀行
• オリックス銀行
• 楽天銀行

この3つの銀行については、「9.6％～14.5％」というように、借入金額ごとの金利が変動します。そのため、ここでは「中間値」をとっています。（実際にはもう少し高くなるかも知れませんし、低くなるかも知れません）

じぶん銀行は、全体の金利「3.9～17.5％」しか情報がなく、借入金額ごとにどう変化するのか、わかりませんでした。りそな銀行（クイックカードローン）の金利は固定なので、100万円でもさっきと同じ金利です。

…という補足をした上で見ると、やはりイオン銀行・ソニー銀行が圧倒的です。3位の三井住友銀行はこの金利で正しいかわからない中間値ですし、ソニー銀行との差も大きいので、「ソニー銀行・イオン銀行」のどちらかで借りる方がいいでしょう。

（低金利にこだわるのであれば）

100万円以上の高額キャッシングをしてはいけない

ここから先の金利比較もできるのですが、あえてやりません。というのは、たとえ銀行カードローンでも「100万円以上」という高額借り入れは、するべきではないからです。

100万円借りると、月々の利息はいくらになるのか。たとえば、一番安いイオン銀行の場合だと「月7230円」になります。（計算は下の通りです）

• 100万円×8.8％＝8万8000円（年間利息）
• 8万8000円÷365日＝241円（1日当たり利息）
• 241円×30日＝7230円（月間利息）

これを見て「安いじゃん」と感じる人も多いでしょう。特に消費者金融と比較するとなおさらです。消費者金融だったら「50万円」で、この利息になるからです。

しかし、完済時の利息は24万円

仮にこれを「毎月2万円ずつ」返済していったとしましょう。多くの人にとって「毎月2万円の支払い」というのは、かなりハードなはずです。

で、そのペースで返済すると、結果は下のようになります。

• 返済期間…5年（60ヶ月）
• 月々の支払い…2万661円
• 最終的な利子総額…23万9685円

という風です。つまり「100万円を5年で完済して、24万円の利息を払う」ことになるのです。「5年間、毎月休まず2万661円払う」ということなんですね。

「661円とか細かいな」と思うかも知れません。しかし、返済期間は「5年」なのです。5年間毎月661円を払うと「3万9660円」になります。つまり「約4万円」です。

100万円という高額を借りると、自然に返済期間が長くなる。そして長くなるとこのような端数ですら「大化け」するのです。100万円という高額キャッシングが危険というのが、これでよくわかるでしょう。

まして100万円以上の借り入れは、ほとんどの人にとって「絶対NG」ということです。もし借入総額が100万円を超えたら、相当な危険信号が、点滅していると思ってください。

（ウルトラマンのカラータイマーですね）

以上、50万円～100万円という高額キャッシングをする場合の、それぞれの銀行カードローンの金利を比較しました。100万円以上の借り入れはしない、ということを念頭においた上で、これらの中から、低金利の銀行カードローンを選んでください。