キャッシングは「少額・短期間」の借り入れなら、利息はほとんどかかりません。たとえば、下の条件で借りたとしましょう。
で、これで返済するとどうなるかというと、
となります。利息を1ヶ月あたりにすると「758円」です。「10万円を3ヶ月借りると、毎月758円の利息を払う」ということですね。
(758=名古屋とすると、覚えやすいです)
というように、少額で短期間借りるだけなら、キャッシングの利息はほとんど大したことありません。以下、短期間で返済すると、どれだけ利子総額が小さくなるかというシミュレーションをしていきます。
消費者金融で10万円を借りて、「毎月○万円払う」という条件で、返済シミュレーションをします。「1万円~6万円」でやってみましょう。
というシミュレーションです。↓
月支払額 | 利子総額 | 返済期間 |
---|---|---|
1万円 | 9024円 | 11ヶ月 |
2万円 | 4685円 | 6ヶ月 |
3万円 | 3361円 | 4ヶ月 |
4万円 | 2720円 | 3ヶ月 |
5万円 | 2274円 | 3ヶ月 |
6万円 | 2093円 | 2ヶ月 |
特に注目なのは、「1万円~3万円」です。この範囲で、利子総額が大きく違っているのがわかるでしょう。特に、「1万円」と「2万円」の差は、ものすごいですね。
月々の支払いが多くなるということは、それだけ大変です。しかし、
というメリットがあるわけです。(誰もが一応頭では知っているでしょうが…)
続いて、「1年~5年」の、各期間で完済した場合の、利子総額をシミュレーションしましょう。まず、正確な数値です。↓
年数 | 利子総額 |
---|---|
1年 | 10014円 |
2年 | 19818円 |
3年 | 30146円 |
4年 | 41000円 |
5年 | 52362円 |
簡単に言うと、「年数×1万円」が利子総額になるということです。4年だったら4万円…という風ですね。
つまり、もし「10万円を5年で完済」したとしたら「5万円、利息だけで払う」ということです。借入金額の半分に匹敵する利息、ということですね。
「これが50万円だったら」と想像すると、ゾッとするでしょう。「50万円を5年で返済すると、25万円利息がかかる」ということです。まるまる一ヶ月、タダ働きするようなものですね。(あくまで単純計算ですが)
50万円の返済は、実際5年くらいかかる人が多いです。「50万円を借りる」ということは、「1ヶ月タダ働きを覚悟する必要がある」と思ってください。
(こう考えると、いかに少額で抑えることが重要か、よくわかるでしょう)
また、キャッシングを少額で抑えることのメリットとして「無利息で完済することもできる」という点があります。つまり、それぞれのカードローン会社が提供している、無利息期間のうちに完済してしまうということです。
という無利息期間が、それぞれの業者・ブランド・銀行にあります。それぞれの条件を補足すると、
という条件です。特に「5万円」という少額に押さえてレイクで借り入れすれば、「180日間=半年間」無利子で借りられるということですね。
また、短期間を究めるならノーローンの「7日=1週間」ですが、これは「何度でも」利用できます。短期間で返済すると、このようにいつまでも「利息なし」での利用もできるのです。
…というように、カードローンというのはとにかく「短期間・少額」の利用が得するようにできています。くれぐれもその逆の「長期間・高額」での借り入れは、しないようにしてください。
借入金額が大きくなると、1ヶ月でどれだけの利息が発生するか、これも一覧にしてみましょう。すべて、消費者金融の金利の「実質年率18%」で借りた場合です。
簡単に言うと「10万円ごとに、約1500円増える」ということです。これは30万円あたりまでは安く感じるのですが、50万円からだんだん、きつくなってきます。
何しろ「利息7300円」ということは「1万円払っても、元金が2700円しか減らない」ということですからね。残り「49万7300円」の利息があるわけです。
上では「1万円」と書きましたが、実際には50万円の借り入れだと「最低でも、毎月1万5000円払う」というルールになっています(アコムなどの大手の消費者金融の場合)。
で、そのペースで返済していくと、
となります。利息だけで20万円近く払うわけですね。繰り返しになりますが、消費者金融で50万円の借り入れをするのは危険というのがよくわかるでしょう。
消費者金融はあくまで「10万円~30万円」を、臨時で借りるためのもの。そして、すぐに完済するためのサービスです。長期間・高額の借り入れは、絶対にしないようにしましょう。
© カードローン攻略編集部 All rights reserved.