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カードローンは、銀行や消費者金融だけではなく、「信販会社」でも扱っています。信販会社とは「クレジットカードの会社」のことです。

彼らが提供するカードローンを「信販系カードローン」といいますが、ここではそのメリット・デメリット・特徴などをまとめます。

主な信販会社一覧

まず最初に、主な信販会社を一覧にします。

• オリックスクレジット
• アプラス
• オリコ
• セディナ
• JACCS

という会社です。特にオリックスクレジット、オリコ、セディアあたりは、聞いたことがある人が多いでしょう。

信販会社のカードローン一覧

次に、彼らが提供しているカードローンを、一覧にすると下の通りです。

• オリックスクレジット…VIPローンカード
• JACCS…プレミアピアージュ
• オリコ…CREST
• アプラス…α倶楽部カード
• セディナ…セディナカードローン

それぞれ、いくつかのカードローンを出しているのですが、とりあえず1つずつ紹介しています。

信販系カードローンの金利は高い？低い？

続いて、消費者金融や銀行のキャッシングと金利を比較するため、それぞれの金利を一覧にします。

• オリックスクレジット…3.0％～16.8％
• オリコ…4.5％～18.0％
• JACCS…4.5％～18.0％
• アプラス…6.9％～18.0％
• セディナ…最高18.0％

こうしてみると「ほとんど消費者金融と同じ」というのがわかるでしょう。たとえば「オリコ・JACCS」の「4.5％～18.0％」は、アイフルの金利とまったく同じです。あるいは、プロミスの「4.5％～17.8％」にも近いでしょう。

アプラスは下限金利の「6.9％」が高いように見えますが、これは「限度額が小さい」だけです。アプラスの「α倶楽部カード」は、限度額が300万円なので、自然と下限金利も高くなるんですね。

（キャッシングの金利というのは、限度額が小さいと下限金利も高くなるので）

セディナは「上限18.0％」ということで、少々わかりづらいです。大体大手の消費者金融とそんなに大きくは違わないでしょうが、安くなることはあまりなさそうです。

…というように、信販系カードローンの金利は、アコム・プロミス・SMBCモビット・アイフルなどの消費者金融と、ほぼ変わりません。唯一オリックスクレジットの「VIPローンカード」だけが、やや低金利と言えるでしょう。

信販系カードローンのメリット

ようやくメリットの説明に入りますが、メリットは「特典がつく」ということ。クレジットカードでマイルが貯まるように、信販系のカードローンは「借金をして、特典がついてくる」わけですね。

この点は、銀行カードローンや消費者金融との決定的な違いといえます。何しろ、銀行や消費者金融は、ただ借金をするだけで、後に残るものが何もないからです。借りて、完済して、それで終わりなんですね。

しかし、信販系カードローンは違います。クレジットカードと同じようなシステムで、それぞれの特典が用意されているんですね。

信販系の特典はどんなものがある？

たとえばオリックスクレジットの場合、VIPローンカードカードでは、「レンタカー・ホテルの優待価格」という特典があります。どちらもオリックスのグループのサービスが、安く利用できるわけですね。

また、オリコのCRESTの場合、女性用のサービス（コース）が用意されています。「CREST JEWEL」（クレスト・ジュエル）というコースですが、これは、

• エステの割引
• 育児カウンセリング

などの特典がついています。他の信販系カードローンでもそれぞれの特典やメリットが用意されていますが、ただお金を借りるだけでなく、このようなプラスがあるのは、信販系の強みでしょう。

信販系カードローンのデメリット・短所は？

デメリット・短所は、「審査に時間がかかる」ということ。1週間は普通で、遅いものだと3週間かかるという強者もいます。「何でそんなにかかるのか？」と思うかも知れませんが、「急ぎでお金を借りたい」という人を排除したい、という目論見もあるようです。

確かに、お金を借りるのに、3週間も待てる人だったら、まず破産はしないでしょう。キャッシング破産するような人は、すべて「審査結果がすぐに出ないと困る」人たちです。

貸し倒れのリスクをなくすために、このようにあえて審査時間を長くする…というのはなかなか賢い方法です。もっとも申し込む方としてはいつ審査結果が出るか待ちくたびれるので、この点はやはり信販系のデメリットと言えるでしょう。

以上、信販系カードローンの会社や金利・メリット・デメリットなどについてまとめました。銀行や消費者金融に次ぐ、新たな選択肢として参考にしてみてください。