キャッシングとクレジットカードでは、年齢制限が決定的に違います。クレジットカードと一口に言っても種類によりますが、まとめると下のようになります。
となります。以下、詳しくまとめます。
これをクレジットカードというかは賛否両論あるでしょうが、プリペイド式のクレジットカードであれば、年齢制限はありません。何歳でも作ることができます。
プリペイドのクレジットカードというのは、下のような仕組みになっています。
という風です。もちろん、残高がなくなったら何度でも補充できます。このように「事前にお金を払っていて、その分を使うだけ」だから、年齢条件が一切なしなんですね。
デビットカードはプリペイドカードを少々進化させたもの。これは「利用と同時に、銀行口座から引き落とす」というものです。つまり「口座に残高がある限り、いくらでも使用できる」というものです。
「残高というなら、プリペイドも同じでは?」と思われるかも知れません。プリペイドの残高は「カードにある」分。そして、デビットカードは「銀行口座にある分」というのが違いです。
当然ですが、デビットカードの方がプリペイドクレカよりもリスクがあります。理由は「落とした時、銀行口座の残高分すべて、使われてしまうかも知れない」ということです。
プリペイドクレカだったら「カードに入金されている分だけ」なので、リスクはその範囲内ですみます。しかし、デビットカードはもっと紛失の被害が拡大するかも知れないわけです。
ということで、デビットカードはさすがに「子供でもOK」というわけには行かないんですね。小学生や中学生では危険過ぎます。ということで、「15才以上、中学生不可」という条件になっているのです。
ちなみ、会社によってはデビットカードでも「18才以上」でないとダメ、というところも多いです。すべての会社のデビットカードが、18才未満でも作成できる、というわけではありません。
そして、借金ができる通常のクレジットカードですが、これは18才からOKとなっています。これも会社によっては「20才以上」という条件のこともありますが、会社にこだわらなければ、18才から発行可能です。
ただ、大抵の場合、キャッシング枠はついていないです。あくまで買い物用のショッピング枠限定のクレジットカードとなります。18才、19才でも収入が多い人であれば別ですが、そういう人はなかなかいないでしょう。
そして、消費者金融や銀行カードローンなどのキャッシングですが、これは20才以上というのが基本ルール。貸金業法・銀行法的には「18才以上」でOKなのですが、ほとんどの大手の業者・銀行は「20才から」としています。未成年・10代は不可ということです。
理由は未成年は、返済不能に陥った時、取り立てることができないからです。未成年の借り入れの場合、返済できなくなったら「返済しなくていい」というすごいルールがあるんですね。
「借りたのに返済しなくていいの?」と思うでしょうが、未成年というだけで、これが法的に許されるのです。当然貸金業者からしたら「危険すぎてやっていられない」ので、ほとんどのキャッシング業者は18才・19才には融資しないわけです。
ごく稀に審査が緩い中小の貸金業者が、18才・19才でも融資することがあります。しかし、こういうカードローン業者はヤミ金一歩手前の業者と思った方がいいでしょう。かなり危ない街金業者・サラ金です。
こうした業者は大抵「独自審査」というシステムを採用していますが、このような「未成年でもお金を借りることができる」という会社は、あまり安心して借りないほうがいいでしょう。
以上、クレジットカードとカードローンの審査の年齢制限の違いについてまとめました。このようにクレジットカードであれば、未成年や18才未満でもかなり発行することができます。
しかし、金銭感覚が確立していない10代・未成年のうちは、やはり現金主義の方が良いでしょう。海外旅行など、どうしても必要な時だけ、作成するのがいいかと思います。
© カードローン攻略編集部 All rights reserved.