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SMBCモビットの金利のポイントをまとめると、

• SMBCモビットは下限金利がダントツで安い
• 普通の借入金額なら、大手の消費者金融はどこも同じ
• 無利息期間がないのが、やや痛い

ということです。以下、詳しくまとめます。

SMBCモビットと他の消費者金融の金利はほぼ同じ

金利というのは、

• 上限金利…借入金額が大きい時の金利
• 下限金利…借入金額が小さい時の金利

に分かれます。このうち、上限金利では大手の消費者金融はみんな同じ「実質年率18％」です。プロミスだけ「17.8％」とわずかに安いですが、大きな違いではありません。

で、下限金利ではSMBCモビットがダントツで安くなっています。まずそれを比較しましょう。

大手の消費者金融の下限金利を比較

SMBCモビットも含めて、大手の消費者金融の下限金利を比較すると、下のようになります。マックスまで借りた時の金利ですね。

このように、二番目に安いプロミス・アイフルに対しても「1.5％」という大差を付けています。大手の消費者金融の中で下限金利が3％台なのはSMBCモビットだけで、これは快挙と言っていいでしょう。

ただ、SMBCモビットの「3.0％」という下限金利は、マックスの「800万円」近くまで借りた時の金利です。他の消費者金融の下限金利がSMBCモビットより高いのは、限度額が「500万円」までしかない、というのが理由です。

もちろん、SMBCモビットはそれでもかなり安いのですが、普通の人のキャッシングの金額だと、特に他の消費者金融と金利が変わるということはありません。

無利子期間がないのがデメリット

SMBCモビットの金利に関してデメリット・短所を上げると「無利息期間がない」ということ。

• プロミス・アコム…30日間無利息
• ノーローン…1週間無利息
• 新生銀行カードローン レイク…30日間無利息、5万円まで180日間無利息

というような無利子期間のサービスを、SMBCモビットは持っていないのです。（アイフルも持っていません）

これは痛いです。というのは、「金利設定が変わらない以上、利子総額で差がつくのは無利息期間だけ」だからです。たとえばSMBCモビットとアコムの利息が、毎月どのように推移していくか、見てみましょう。

10万円を1ヶ月借りて、毎月2万円、元金を減らしていくとします。

見ての通り、アコムは最初の1ヶ月の利息がゼロなので「1500円分」得しています。その後の利子はずっと一緒ですが、最初のリードがずっと続いているわけです。

SMBCモビットがアイフルになっても同じですし、アコムがプロミスやレイク、楽天銀行スーパーローン（カードローン）などになっても同じです。このように「30日間無利息」という融資システムは、利息総額を下げる上で非常に有利なんですね。

SMBCモビットはこれがない以上、これがあるプロミス・アコムよりも、どうしても利息面では不利になります。より低利息で借りたい、1ヶ月以上借り入れするという人は、アコム・プロミスで申し込んだ方がいいかも知れません。

（あくまで低利子にこだわる場合のみ、ですが）

SMBCモビットの金利を中小業者と比較

大手のカードローン業者だけでなく、中堅の消費者金融とも比較してみましょう。有名な中堅消費者金融は、下のような金利になっています。

…という風です。それぞれ限度額がバラバラなので、限度額に影響差れる下限金利は、比較してもあまり意味がありません。上限金利で見てみましょう。

上限金利を安い順に並べると、

• SMBCモビット…18.0％
• ライフティ…18.0％
• フクホー…18.0％
• SGファイナンス…18.0％
• アロー…19.94％
• エニー…20.0％

という風になっています。18.0％はみんな同じですが、便宜上、順番に書きました（横一列にすると長いので）。

大手の消費者金融の金利はみんな「18.0％」が上限なので、「これ以上高い金利はない」と思っている人も多いでしょう。しかし、中堅消費者金融の場合は、このように「18％以上の金利」もあるんですね。

（法律的には、10万円以下の借り入れだったら20％まで金利をかけていいので、これらは違法ではありません）

というように、中小業者と比較するとSMBCモビットは「安い部類」というのがわかるでしょう。こういう点でも、やはりキャッシングは大手からする方が良いといえます。