アコムの金利のポイントは、下の通りです。
ということです。以下、詳しくまとめます。
キャッシングの金利は「実質年率」という数字で表します。「実質」というのは、特に気にしなくてオーケーです。ただの「年率」と考えてください。「1年で、借りた金額の何%の利息がつくか」ということですね。
(実質とつけるのは「利息が利息を呼ぶ」ので、途中の返済状況によって変わるからです)
で、アコムのその実質年率は、「3.0%~18%」。これは消費者金融の大手では平均的なレベルです。まず、高い方の金利(上限金利)の「18.0%」を、他のキャッシング業者・ブランドと比較すると、下のようになります。
ということです。大手の消費者金融の中では「プロミスだけほんの少し、上限金利が安い」という風になっています。ただ、上限金利は「借り入れが少額の時」の金利なので、0.2%程度の差では、実際の利息はほぼ変わりません。
ということで、この比較は実はあまり意味がないのです。結論は、「上限金利に関しては、アコムと他の消費者金融は、みな同じ」と言えます。
下限金利(低い方の金利)で比べてみると、大手のキャッシング業者・ブランドの間でも差がつきます。表にすると下のようになります。
消費者金融 | 下限金利 |
---|---|
アコム | 3.0% |
プロミス | 4.5% |
SMBCモビット | 3.0% |
アイフル | 4.5% |
ノーローン | 4.9% |
このように、アコムの下限金利は少々高くなっています。特にSMBCモビットの3.0%と比較すると、大差です。ノーローンよりはアコムの方が有利です。
上のように比較したものの、下限金利が適用されることは、アコムでの借り入れに限らず、キャッシングの世界では基本的にないと考えてください。
なぜかというと、下限金利で借りるには「最高限度額まで借りる必要がある」からです。大手の消費者金融の最高限度額は、それぞれ下のようになっています。
ということで、アコムは「500万円まで借りて」ようやく「3.0%」の金利になるわけです。SMBCモビットも800万円借りた時初めて「4.5%」が適用されるわけですね。
つまり、下限金利の差というのは実質あまり意味がないのです。500万円はもちろん、300万円まで借りても、まだほとんど差はつかないでしょう。ということで、この点でも「アコムの金利は、プロミス・SMBCモビット・アイフル・ノーローンと同じ」といえます。
ただ、アコムの利息に関しては、1つメリットがあります。それは「30日間無利息」というシステム。大手の消費者金融でこれがあるのは、アコム・プロミスだけです。
たとえば「10万円を1ヶ月借りた」場合、大手の消費者金融の最初の1ヶ月の利息は、下のようになります。
つまり、プロミス・アコムが最初の1ヶ月で「1500円」リードします。そして、翌月からは同じ利子になり、翌々月も、その次も同じ…。ということは「この差は永遠に縮まらない」わけですね。
そういう点で、大手の消費者金融の中で「実際に支払う利息総額」で比較すると、「プロミス・アコムが一番」ということになります。
銀行融資の金利と比較すると、アコムは当然金利が高いです。アコムだけでなく、全ての消費者金融がそうです(大手でも中小でも)。
たとえば「5万円を1ヶ月」借り入れした場合、それぞれの利息は下のようになります。
「何だ、5万円を1ヶ月借りても150円の差か」と思うでしょう。その通りで、少額だったらアコムと銀行カードローンの差も、ほとんどゼロに近いのです。
そして、アコムには先にも書いた通り「30日間無利息」という武器があります。これがない銀行カードローンと比較すると、最初の数ヶ月は、当然アコムの利息総額の方が安いわけです。
(最初の1ヶ月のリード分が続きますからね)
このリードがなくなるのが、4ヶ月~5ヶ月の間です。そのため、「借りてから4ヶ月で完済できるなら、アコムは銀行カードローンより安い」と言えるでしょう。
何でも「銀行融資の方が低金利」と決め付けていると、損をすることもあります。キャッシングの知識があると、こういうところで賢くお金を借りることができるので、ぜひ比較検討はしっかりしてください。
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