ソニー銀行は、銀行カードローンの中でも1、2位を争う低金利。そのため、おまとめローン(計画返済支援のための融資)として利用するのもメリットがあります。
ソニー銀行自体は返済計画の再編にそれほど力を入れていない印象ですが、資金使途は自由なので、別に返済計画の再編をしてもOKです。貸金業法第13条の2第2項の規定を少し超えるくらいの返済計画の再編なら、審査に通ることが多いでしょう。
おまとめローン(計画返済支援のための融資)の場合、300万円を超えるような金額も、よくあります。ということで、「100万円未満での金利」などより「全体の金利」で比較した方がいいでしょう。
ソニー銀行と最高限度額が同じ「800万円」の銀行カードローンで比較すると、下の一覧のようになります。
銀行カードローン | 実質年率(金利) |
---|---|
ソニー銀行 | 2.5%~13.8% |
イオン銀行 | 3.8~13.8% |
三井住友銀行 | 4.0%~14.5% |
オリックス銀行 | 3.0%~17.8% |
主要な銀行の中だと、このようにソニー銀行が特に低金利です。ややマイナーなカードローンも入れると、「限度額800万円」では、下のようなものもあります。
銀行カードローン | 実質年率(金利) |
---|---|
りそな銀行・プレミアムローン | 3.5%~12.475% |
スルガ銀行・コレクターズローン | 7.0%~11.0% |
りそな銀行もスルガ銀行もマイナーではありませんが、
という風に内容がマイナーなので、あえて別枠にしました。とりあえず「限度額800万円」の金利として、参考にしてみてください。
地方銀行のおまとめローン(計画返済支援のための融資)と、ソニー銀行の金利を比較してみましょう。地方銀行をランダムに5つ抜き出してみます。
(全部西日本になったのは偶然です)
銀行カードローン | おまとめローン(計画返済支援のための融資)名 |
---|---|
島根銀行 | しまぎんおまとめローン(計画返済支援のための融資) |
鹿児島銀行 | ローンのおまとめ |
大分銀行 | フリー・おまとめローン(計画返済支援のための融資) |
鳥取銀行 | 新型おまとめローン(計画返済支援のための融資)・スウィッチ |
宮崎太陽銀行 | おまとめローン(計画返済支援のための融資) |
そして、ソニー銀行と合わせて金利を一覧にすると、下の通りです。
銀行カードローン | 実質年率 |
---|---|
ソニー銀行 | 2.5%~13.8% |
島根銀行 | 6.5%~14.5% |
鹿児島銀行 | 4.5%~14.5% |
大分銀行 | 4.725%~14.6% |
鳥取銀行 | 12.0% |
宮崎太陽銀行 | 14.6% |
これを見ると、まず「上限金利」は、ソニー銀行の「13.8%」が、一番安いことがわかります。鳥取銀行が固定金利で「12.0%」となっているので、場合によってはこちらが一番安いかも知れません。
(代わりに、この金利にふさわしい人物にしか融資しないはずなので、鳥取銀行のおまとめローン(計画返済支援のための融資)は、おそらく審査が厳しいはずです。少額の場合は)
続いて「下限金利」ですが、これもソニー銀行の「2.5%」がダントツで安いです。次に安いものでも鹿児島銀行の「4.5%」なので、比較するまでもない、というレベルでしょう。
もっとも、下限金利の比較は限度額も絡んできますし、そもそもソニー銀行の場合「800万円まで借りた時の金利」です。このレベルの多重債務だとおまとめローン(計画返済支援のための融資)を申し込むより、個人再生か自己破産をした方がいいというレベルなので、正直、あ現金の比較はあまり意味がありません。
ただ、下限金利が安いということは「それに近づく途中の金額」でも低金利です。つまり、800万円まで借りなくても、400万円などでも、ソニー銀行はかなり金利が安くなるわけですね。
そういう点では「下限金利で圧倒的に安い」というのも、多くの人の返済計画の再編に関係ある要素と考えていいでしょう。
ソニー銀行カードローンだけでなく、どの業者・銀行で返済計画の再編をする場合も共通ですが、1つ注意点を書いておきます。
それは、過払い金の返還請求ができなくなることがある、ということ。理由は「過払い請求は、その利息を支払った業者に対して」請求しないといけないからです。つまり、
ということです。つまり「解約しなければいい」ということですが、返済計画の再編は「解約しないといけない」のです。解約しない限り「いつでもその業者から借りられる」ということで、ソニー銀行も安心できないんですね。
「うちでおまとめローン(計画返済支援のための融資)使わせてあげるけど、他の業者は全部解約してよ。でないと、あんたが借りまくって破産したら、うちは大損だからね」というわけです。これは当然でしょう。
というわけで、「おまとめローン(計画返済支援のための融資)は完済した業者の解約が必須」なのです。そして、その解約と同時に「過払い請求の権利も消滅」してしまうんですね。
ということで、ソニー銀行でもどこでも、キャッシングの返済計画の再編をする前には、必ず、
という手続きをしてから、ということになります。もちろん、過払い金がそれほど巨額でなかったら、無視してしまってもいいでしょう。ソニー銀行でまとめることによって、利息が下がる分の方が大きい場合は、特におまとめを急いだ方がいいです。
…という注意点も意識した上で、ソニー銀行をおまとめローン(計画返済支援のための融資)として使うことを、検討してみてください。
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