18才でもカードローンでお金を借りることは…、一応できます。しかし、アコム・プロミス・SMBCモビットなどの大手の消費者金融ではできません。また、中小業者でもほとんどの街金・サラ金は、18才には融資していません。
銀行カードローンももちろんダメです。18才でも借りられる貸金業者というのは「かなりブラックな会社」と思ってください。
貸金業法や銀行法のルールでは、未成年でもキャッシング自体はできるようになっています。ただ、民法の第5条で「未成年者の法律行為」に関するルールがあるのです。
ここに書かれているのは、「法定代理人の同意なしに未成年者が法律行為(契約など)をした場合、それは取り消しできる」という内容です。簡単に言うと「未成年の借金は、なかったことにできる」ということです。
上の民法第5条の内容はつまり「18才・19才の借金は、いくらでも踏み倒していい」ということになります。返済不能になったら、あっさりバンザイしてしまえばいいのです(いつでも自由に破産していい、ということです)。
これが合法というのだから、キャッシング業者としてはやっていられないでしょう。ということで、法律的には10代・未成年のキャッシングは許可されていても、現実に融資している貸金業者はいないということです。
(多分、私達がカードローン会社だったとしても、融資しないでしょう)
実は、18才に対して融資している貸金業者は意外と存在します。彼らが何を考えているかというと、一部のブラックな街金・サラ金の場合「未成年の女性を風俗業で働かせる」ことを目的としているのです。
つまり、彼らは「未成年の利用者が、返済不能になることは最初から想定済み」なんですね。そして、返済できなくなった未成年の女性の責任を問うて、そのまま風俗店で働かせる…ということを狙っているのです。
「そんなの、警察とかに相談すればいいじゃん」と思うでしょう。しかし、それができない女性は実はたくさんいるのです。
女性だけでなく男性でも同じですが、すでに10代前半で社会からドロップアウトしてしまい、行政に相談できないという若者は多いのです。もし警察に相談したら実家に居場所がバレてしまい、実家に戻ったら虐待が待っている…という悲惨な境遇もあるわけです。
こういう18才や19才の女性に対して「警察に相談すればいいのに」などと簡単に言える人はいないでしょう。彼女たちは、本当に行き場がないのです。
こうした女性たちの現実は『最貧困女子』という本でレポートされています。風俗の世界で性的欲求の解消だけを考えている男性が読むと、かなり考えさせられるものがあるでしょう。
…という「わけあり」の未成年女性に対して、融資しているヤミ金・街金が一部で存在します。18才・19才でも借り入れできる業者の大部分は、もちろんまともな業者です。ただ、中にはこういう悪徳業者もあるので注意してください。
ここまで書いた通り、消費者金融や銀行カードローンでは、18才などの未成年が審査に通ることは不可能です。しかし、クレジットカードだったらかなり審査に通ることが多いです。
18才でも発行できるクレジットカードは、下の通りです。
他にもいくつかありますが、大手では特にこの二枚が人気。特に三井住友VISAデビュープラスカードは、ここで利用実績を積めば、そのまま三井住友カードのゴールドなどの審査にも通りやすくなるので、大人になった後もいろいろと有利でしょう。
この場合も、まだクレジットカードを発行する方法があります。それは「デビットカード」に申し込むという方法。デビットカードは「決済をしたら、すぐに銀行口座から引き落とす」というものです。口座と常に連動しているんですね。
ということで「実際に持っているお金の分」しか買い物もキャッシングもできないのです。使いすぎる心配がないので、審査は非常に簡単になっています。
18才でも審査に通るどころか、15才からOKです。つまり、16才や17才の高校生でもクレジットカードを持てるということなんですね。
こうしてデビットカードを持つようになれば、ネット上でクレジットカードが必要な買い物をする時なども、問題なく自力でできるでしょう。ということで、大学生でもクレジットカードの審査に落ちてしまったという人は、まずデビットカードから始めることをおすすめします。
以上、18才でもお金を借りる方法についてまとめました。消費者金融や銀行カードローンは、学生専用キャッシングも含めて無理ですが、クレジットカードだったら何とかなるので、ぜひ検討してみてください。
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