カードローンのブラックリストに登録されるというと、多くの人が悪い印象を持つでしょう。確かにキャッシング審査に通らなくなるなど不便なことは多いです。
しかし、キャッシング癖がある人がこれ以上借金できなくなるという点では、むしろプラスでもあります。軍隊や自衛隊出身の人は、精神力が強い人が多いですが、人間の成長にとって「強制力」というのは、無視できないものなのです。
世の中の何でもそうかも知れませんが、ブラックリスト登録されることも、デメリットは大したことないのです。せいぜい下のようなものです。
…というだけです。要は「借金ができなくなる」ということです。そして、これは果たしてデメリットでしょうか?
そもそも、私達日本人の中で「積極的に借金をしたい」という人は、ほぼゼロのはずです。「いやあ、俺借金できないタイプでさ~」と言ったら、ほとんどの人は「良いことじゃん」と感じるでしょう。
ある意味「ブラックリスト登録されている」というのは、「これ以上の借金を絶対しない」という、一番クリーンな人なのです。「意思によってする」わけではなく「実際にできない」のですから、いわば「強制クリーン」です。
「意思によってする」人は、もしかしたら借金してしまうかも知れません。しかし「強制的にできない」人は、文字通り「絶対に」しないということで、最強にホワイトな人なのです。
唯一借金の類ができなくてやっかいなのが「クレジットカードが使えない」ということです。たとえばネットでの買い物などは、クレジットカードがあるのとないのとでは、天と地の差があります。年齢認証などでクレジットカードが必要なこともあります。
しかし、これについても特に問題ありません。デビットカード・プリペイドカードなどで、ほぼ審査なしのクレジットカードを発行できるからです。
デビットカードだったら多少の審査はありますが、プリペイドカードだったら無審査です。「何で審査なしでクレジットカードを持てるのか?」と不思議に思うかも知れません。
プリペイドカードというのは、いわば「Suica」なのです。空っぽカードだけ作ってもらって、そこに自分の現金を入金して、その金額の範囲内で利用できるということですね。
実際に自分のお金をすでに入金しているわけですから、その範囲内で使えるのは当然です。ショッピングするにしても、現金を引き出すにしても、自由にしてくださいということです。
カード会社にとって、何もリスクがないので、これなら無審査でもクレジットカード発行していいということですね。子供でも発行できるくらいで、小学生や中学生も、海外にホームステイする時などに、作成しているようです。
デビットカードとクレジットカードの違いを知らない人も、意外といるようです。両者の違いをまとめると、下の通りです。
という風です。デビットカードは「クレジットカードとキャッシュカードの中間」なんですね。お店で買い物したりする度に、銀行口座からその金額が、自動的に引き出されるのです。そのため「口座残高以上にお金を使ってしまう」ということがありません。
クレジットカードは逆に借金なので、使いすぎてしまうことがあります。反面「今はお金がない」という時でも買えるというメリットがあります(これが危険なデメリットでもあるのですが)。
ということで、デビットカードも利用者のリスクが小さいため、審査に申し込みやすくなっています。「15才以上から発行できる」というくらいで、高校生でも持てるカードなのです。
こうしたカードならブラックリスト入りしていても審査に通ることが多いです。そのため「クレジットカードのない不便な生活」というのは、意外とクリアできるんですね。
プリペイド・デビットカード・ハウスカードなどの審査が甘いクレジットカードで利用実績を積んだら、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードに申し込んでみましょう。
アメックスは日本と違い、アメリカの基準で審査しているので、過去の個人信用情報にそれほどこだわりません。極端な話、自己破産してから3年程度の人でも、審査に通るくらいです。
もちろん、クレジットスコアに改善が見られない人はダメです。あくまでその後年収を増やし、職業を安定させるなど、信用度を向上させた人のみです。しかし、そういう人であれば、アメックスだったらクレジットカードの審査に通る可能性は高いです。
ということで、ブラックリスト登録されても人生の終わりではないですし、クレジットヒストリーを改善して挽回するチャンスはいくらでもあります。焦ってヤミ金や「クレジットカードの現金化」などの違法業者に手を出さないようにしましょう。
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