キャッシングは、一度契約したらずっと使えるのか―。これは、ポイントをまとめると下の通りです。
という風です。以下、詳しくまとめます。
契約した時点で「この契約は何年間有効です」ということを、最初に決めます。カードローンだけでなく、どんな契約でも同じです。そして、キャッシングの場合はそれが大体5年になっています。
これが「借り入れ期間」というもので、この期間内であれば、限度額の範囲内で、自由に借入・返済できるわけです。そして、この借り入れ期間が終わると、カードローン業者が更新審査をします。
更新審査はそれほど厳しいものではありません。現時点での借入状況などを見て、特に問題ないようだったら、そのまま自動的に契約が延長されます。カードローン会社としては、長期間契約して、必要な時に使ってくれる方が嬉しいので、ほとんどの場合、契約は延長されるのです。
では、どういう時に解約されるのかというと、たとえば借入件数が増えた、他社借入の金額が大きくなった…などです。その他、下のような条件も含まれます。
という内容です。これらの勤務先情報・自宅情報をすべて書き出すと膨大な量になりますが、要は「全体的に不利な審査条件になると、更新審査に通らないこともある」ということです。
キャッシングの利用には年齢制限があります。消費者金融の場合は69才まで、銀行カードローンの場合は65才までです。この上限年齢に到達すると、自動的に契約が解除となります。
上限年齢にはそれぞれ例外もあって、下の業者・銀行は少し変則的な上限年齢になっています。
という風です。後の大手は、皆共通して、
となっています。
余談ですが、プランネルという中小業者の場合、79才まで借り入れできます。つまり、70才以上の人でもキャッシング審査に通るということです。
基本的に、もう使わないというカードローンは解約した方がいいです(クレジットカードも同じです)。理由は下の通りです。
ということです。最初の理由がよくわからないでしょう。詳しく解説します。
たとえばあなたがノーローンで「30万円」の限度枠をもらったとしましょう。しかし、実際には契約しているだけで、借り入れはしていません。
しかし、この状態で他のクレジットカードなどの審査を受けると「この人は、ノーローンから30万円借りている」という風に判断されるんですね。
なぜかというと、このノーローンの枠は「もう取り消せない」からです(基本的に)。ということは、これから融資する業者は「この人は、すでにノーローンから30万円借りている、という前提で融資しよう」と考えるわけですね。そうでないと、「自分が貸した後で、ノーローンから30万円一気に借り入れする」恐れがあるからです(その申し込み者が)。
もちろん「本当に借りている」場合よりは、借入状況は良好と判断されます。しかし「借りる危険がある」ということで、追加のキャッシング審査などは極めて不利になるわけです。
このデメリットは、あくまで「追加のキャッシング審査を受ける場合」に限られます。クレジットカードや分割払いも含めて、こうした借入審査を受けないのであれば、特に問題ありません。
しかし、最近は携帯電話の契約でスマートフォンを買う場合でも、分割払いを利用することが多くなってきたでしょう。割賦払いがますます身近な時代なので、そうした借入審査に通りにくいという状況は、避けるべきです。
当然ですが、誰かがそのカードローンを不正利用する…ということはあり得ます。たとえば最近の窃盗犯(コソドロ)は、知能犯が多く、こうしたプロミス・SMBCモビットなどのローンカードを見つけると「あえて、それだけ盗む」ということがあるそうです。
理由は「現金を盗むと、被害者もすぐに気づく」からです。しかし、プロミスなどのローンカードの場合、めったに使わないので、なくなっても気づかない人が多いです。
1ヶ月経って、プロミスから請求が来て初めて気づく…というパターンが多いのですが、この時にはもう侵入の証拠はすべて消えています。当日や数日後だったら覚えていた目撃情報も、近所の人たちは完全に忘れてしまっているでしょう。
というように、消費者金融や銀行カードローンのカードを、使わないのに持っているというのは、極めて危険なのです。このようなトラブルを防止するためにも、使っていないキャッシングは、できるだけ解約するようにしましょう。
© カードローン攻略編集部 All rights reserved.