キャッシングをしても、信用情報にキズはつきません。むしろ、返済実績が良好だったら、プラスになるくらいです。
ただ、信用情報のキズというわけではありませんが、「いくら借り入れしているか」という借入状況は、当然記録されます。そこから「あ、この人年収の3分の1まで借りてるや」となって、審査に落ちることはあります。
そういう意味では、キャッシングをしたら「次の借り入れがしにくくなる」というのは事実です。しかし、信用情報にキズがついた、というわけではありません。
問題履歴が信用情報に残るケースは、下の通りです。
…というもの。それぞれ簡単に内容を説明すると、下の通りです。
ということです。一番多いのは、当然「遅延・延滞」です。その次が「強制解約」でしょう。(私も某VISAのクレジットカードでなりました)
その次は「代位弁済」で、最後が「債務整理」ですね。この2つももう少し詳しく説明します。
まず代位弁済を説明すると、「代わりに誰かに返済してもらう」という意味です。
これが親や友達だったら別に問題ないのですが、大抵は「保証会社」という組織が代わりに払うんですね。箇条書きすると、下の通りです。
…というのが代位弁済です。つまり、「A社が、一郎の代位弁済をした」ということですね。
つまり、代位弁済というのはキャッシングの世界では、実質「返済不能になった」というのと同じ意味なのです。ということで、これはブラックリスト入りするんですね。
債務整理とは、下の4種類があります。
これも簡単に内容をまとめると、
というものです。さらに詳しい解説は省きますが、これらの債務整理をしていると、「そのくらいのピンチに陥ったことがある」ということで、事故情報・異動情報として扱われます(当然ですが)。
ということで、これらの内容でなければ、個人信用情報にキズがつき、ブラックリスト入りするということはないんですね。「キャッシングしただけで個人信用情報に問題が残る」というのは、都市伝説以外の何物でもありません。
冒頭にも書いた通り、真面目に返済していればむしろクレジットヒストリーが改善され「信用できる人」と判断されるようになります。ということで、個人信用情報については何も心配なく、借り入れしてください。
ただ、カードローン審査に申し込むことが、信用情報でマイナスになるケースがあります。それが「多重申し込み」です。
ということですね。どちらにしても「3件」というのが鍵です。
これは普通の常識で考えるとわかりますが、まともな人だったら「3件同時にカードローン業者に申し込む」ということは、まずありえません。2件ならあるでしょうが、3件は申し込むのも面倒ですし、普通はやりません。
キャッシングは基本的に「普通の人は通り、普通でない人は落ちる」という仕組みになっています。これが絶対ではありませんが、全体的にそういうものです。
ということで、現時点の借入状況などに特に問題ない人でも「3件同時申込み」というのは、確実に警戒されます。それでも融資してもらえる場合はありますが、
などのデメリットがあります。審査結果が遅くなるのは「とりあえず他の業者が融資するかどうか、様子を見よう」ということですね。これも自分が消費者金融やカードローン業者の側だったら、確実にやるでしょう。
ということで、クレジットヒストリーに問題なく、年収・職業などの条件もしっかりしている人であっても、3件以上、同時にキャッシング審査を受けるのは危険だと考えてください。
「同時」だけでなく「連続」の場合も、3件以上の申し込みはNGです。2件までに抑えましょう。ただ、
というのはありです。これはよくあるパターンなので、別におかしくはありません。「消費者金融が3件続いたら」「銀行カードローンが3件連続したら」警戒されやすいと考えてください。
(ちなみに、これらの多重申し込みを「申込みブラック」といいます)
以上、キャッシングをすることと、個人信用情報の関係について書きました。最初に書いた通り「キャッシングしただけで、個人信用情報に問題が残る」ということはないので、この点は安心して下さい。
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