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利子総額を減らすには『低金利』よりも『早期返済』が圧倒的に大切

利子総額を減らすには『低金利』よりも『早期返済』が圧倒的に大切

利子総額を減らすため、一番大事なことは「早期返済」です。「低金利の業者・銀行から借りる」ことも大事ですが、何よりも早期完済が一番大事なのです。

ここでは、早期返済がどれだけ利息総額を減らすか、具体的な返済シミュレーションを元に説明します。

消費者金融と銀行カードローンで比較

まず、消費者金融より銀行カードローンの方が低金利なのは、知っている人も多いでしょう。それぞれ、下のような金利になっています。

  • 消費者金融……実質年率18%
  • 銀行カードローン…実質年率14.5%

という風です。銀行の方は、わかりやすく「15%」にして比較しましょう。クレジットカードのショッピング枠、信用金庫のカードローンなどは15%なので、それらと消費者金融の比較も同時にできます。

ということで、下の条件で借りたとします。

  • 18%…40回で完済
  • 15%…80回で完済

つまり、それぞれ下のような期間になります。

  • 18%…3年4ヶ月
  • 15%…6年8ヶ月

で、最終的に支払う利子総額は、下のようになります。

  • 18%…16万8525円
  • 15%…29万3818円
  • 差額…12万4707円

…というように、何と「15%」の方が約「12万5000円」も、多く利息を払うことになるのです。なぜこんなにも違うのでしょうか。

それは、初期の月々の返済額を比べるとわかります。「40回」という短期間(なのか?)で返済すると宣言した18%は、その時点で毎月のノルマが自然と多くなります。逆に「80回」というゆとり宣言をした15%は、毎月のノルマ(返済額)が小さくなるわけです。

  • 18%…1万6713円
  • 15%…9923円

という風です。これは最初の1ヶ月目の支払額ですが、ぜんぜん違うのがわかるでしょう。これだと確かに「最終的に12万円の差がつく」というのは、わかるはずです。

返済が進めば進むほど、差が広がる

両者の差は、返済が進めば進むほどどんどん広がっていきます。たとえば20ヶ月目を見てみましょう。

「18%」の方は、相変わらず「1万6713円」を払っています。ただし昔と違うのは「ほとんどが元金の返済にあてられている」ということ。初期は、

  • 元金分…9200円
  • 利息分…7500円

という風に、半分近く利息に取られていました。しかし、20ヶ月の時点では、

  • 元金分…12200円
  • 利息分…4500円

と、実に元金分が利息分の「3倍近く」になっているのです。このように、「どんどん元本分が大きくなっていく、…というのが18%の方です。

逆に「15%」の方はどうか。まず、1ヶ月目の割合は下の通りです。

  • 元本分…3673円
  • 利息分…6250円

キャッシングの経験がある人は、この時点ですぐに違いに気づくでしょう。18%の方は、この時点ですでに「元金分の方が多かった」のに、15%の方は何と「利息分の方が2倍もある」のです。

ゆるい返済ペースを最初に設定した時点で、ゴールまでの距離が一気に違ってくる、というのがこの時点でわかるでしょう。その後、20ヶ月でどうなるか。

  • 元本分…4651円
  • 利息分…5272円

となります。18%の場合は、すでに「元本分が利子分の3倍」というハイペースで、後半戦に入っています。それに対して、15%の方は「まだ利息の方が多い」のです。

そして、18%の方が完済し終わる「40回」ではどうか。

  • 元本分…5963円
  • 利息分…3960円

15%の方はまだ返済していて、しかも元本分と利息分の差がほとんどありません。一応元本分が多くなりましたが、全然ダメなのがわかるでしょう。

最初にきついハードルを設定しなければならない

これを見ても、「最初に厳しいハードルを自分に課す」というのが、いかに重要かわかるでしょう。中国古典の『岳陽楼記』には「先憂後楽」という有名な四字熟語があります。

「人より先に心配し、後で楽しむ」という意味ですが、まさにキャッシングの返済でも同じことが言えます。先に厳しいハードルを設定して、毎月1万6000円という大きな負担に耐えた18%の方が、断然後で楽になったのです。

逆に15%の方は、本来有利だったはずなのに、「自分に甘くあたった」ために、ウサギと亀のウサギのようになってしまったのです。

これはカードローンの返済だけでなく、人生のすべてにおいて言えるでしょう。18%の人の方が最初は辛かったでしょうが、途中から断然楽になったはずです。逆に15%の人は、18%の人の返済が終わった後でも、地獄を見ていたことでしょう。

世の中の何でも、人間がやっていることなので、そこには必ず人生訓があります。「借金の早期返済のシミュレーション」でも、それが言えそうです。

補足…大手サイトの計算でも間違っているので注意

カードローンの返済シミュレーションというのは、数字が大量に出てくるので、しばしば間違います。大手のキャッシング情報サイトでも、今回と同じ利息計算をして、思い切り間違えていたので注意してください。

そのサイトさんでは、18%の「月々の返済額」を「約1万円」としていました(本当は1円まで正確に書かれていました)。

そして、15%の「9923円」と比較して「月々の支払い額はほとんど違わないのに、最終的にこんな差が出るなんて、恐ろしいですね!」と書かれていましたが、大きな間違いです。

18%の方の月々の返済額は、この記事で書いた通り「1万6713円」です。うっかりミスで数字を見間違えられたのでしょうが、これを真に受けると「なるほど、18%でも月々1万円で、これだけ安くなるのか」と勘違いしてしまいます。

自分で計算せずに、ネットの情報を鵜呑みにするとそのような失敗を招くので、必ず自分で計算するようにしましょう。

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