カードローンの返済に遅れると解約されるのか―。これは日数によります。
という風です。ただ「61日以上遅延したら、必ず強制解約される」とは限りません。
61日…つまり2ヶ月以上の返済遅れをした時も、カードローン業者の対応はいろいろです。
という風です。最後の「債権回収会社が登場」というのは、もうプロミス・アコムなどの業者が督促をすることはない、ということです。
債権回収会社というのは、名前の通り「借金の取り立てを専門にする会社」です。これが登場したということは、SMBCモビット・アイフルなどのそれまでのキャッシング業者が取り立てを、完全に債権回収会社にまかせたということです。
正確に言うと「取り立てを任せた」だけではなく、もう「その借金からあがる利息なども、全て債権回収会社のもの」なんですね。プロミス・SMBCモビットなどは、その借り手に対して「面倒な人物」と判断し、多少安い値段でもいいので、債権回収会社に売ってしまえ、と考えたわけです。
ということで、その後は完全に債権回収会社が関わるのですが、何にせよ、こういうパターンもあります。
基本的に、2ヶ月程度の延滞・滞納ですぐに強制退会させられることはありません。しかし、実際にそうなった体験談・口コミはあります。これらの人々に共通しているのは、下のようなパターンです。
ということです。基本的に「カードローン業者の心証を害する」ような態度を取ると、それで強制解約・退会となることが多いです。
心証が大事というと「大手の消費者金融なんだから、そんな一人ひとりの個人的な態度まで見ているわけがない」と反論する人がいます。確かにそういう見方もあるでしょうが、実は人間の世界は、思いの外感情で支配されているものです。
キャッシングの世界でもそれは同じで「この人は我が社を軽んじている」と思われた人は、それで強制解約のリスクが高まります。このような悪感情を与えると、その会社のスタッフさんのモチベーションが下がるからです。
社員のモチベーションはそのまま営業利益に直結し、それはつまり「お金に相当する」ということです。金利を払わないことなどと同じく、金銭的な損害を与えている、ということなんですね。
理詰めの人、合理的思考の人が考えるよりも、ビジネスの世界というのはかなり感情に支配されているものです。それがいいか悪いかは置いておき「そういうもの」なので、カードローンを利用する時も、その法則に従うようにしましょう。
キャッシングの強制解約は、当然個人信用情報に記録されます。いわゆるブラックリストの内容の1つです。年数は大体最長5年と言われています。
「最長」なので、もっと短い場合もあります。クレジットヒストリーをどんどん改善し、個人信用情報機関などに「この人の強制退会の情報は、もう削除してもいい」と思われたら、履歴が消えるタイミングも早くなるでしょう。
というように、強制解約の記録が保管されている期間は一概には言えませんが、ほとんどの人の体験談で「5年前後」となっているので、これを一つの目安にしてください。
強制退会にならず、ただ返済を延滞・遅延していた場合―。これは「61日以上から記録される」と一般には言われています。しかし、実際の内部事情を知る人からすると、これは間違いだそうです。
確かに形式的にはこの日数になっています。しかし、実際には内容が劣悪だと判断された場合、もっと短い日数でもブラックリスト入りするとのことです。ここでもやはり、先に書いた「心証」が重要になるんですね。
実は、返済トラブルを個人信用情報の組織(JICC・CICなど)に報告するかどうかは、カードローン業者の自由なのです。つまり、3ヶ月以上の延滞日数になったとしても、まだ登録されないということも、ごく稀にあるんですね。
逆にキャッシング業者のイメージを悪くした場合は、もっと短期間でも全国銀行個人信用情報センター・JICC・CICなどに報告されてしまうわけです。これらの個人信用情報機関の側では、報告された情報を淡々と処理するだけなので、特に情報が拒絶されたりすることはありません。
ただ、当然ですが同じカードローン業者がやたら事故情報・異動情報の記録をリクエストしてくる場合、個人信用情報機関の方で「帝国金融の報告は信用できない」という風に、登録を見合わせる可能性もあります。
ということで、業者・銀行も当然やたらめったらブラックリストに利用者を登録することはしません。平均的な日数は、こういう理由から大体「61日~3ヶ月になる」ということです。
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