カードローン情報サイト「お金に困ったら」

おまとめローン（計画返済支援のための融資）の審査に申し込みやすくするためには、「現時点の借金を、少しでも返済する」ということが、特に重要です。

• キャッシング件数を、1件でも減らす
• 件数は減らせなくても、どこかの借金を少しでも返済する

ということです。これが重要な理由は、

• カードローン会社から信頼されやすい
• 自分自身、返済が習慣になりやすい

ということです。それぞれ詳しく説明します。

キャッシング業者は、安心できる人だけに融資したい

当然ですが、いくらおまとめローン（計画返済支援のための融資）とはいえ、キャッシング業者が融資したいと考えるのは「信用できる人」だけです。彼らは、おまとめローン（計画返済支援のための融資）とはいえ、ボランティアをしているわけではないのです。

ということで、いくら「多重債務者のためのおまとめローン（計画返済支援のための融資）」といっても、実際には「あまり借入件数の多い人には融資したくない」「借入超過の人は敬遠したい」というのが、彼らの本音なんですね。

もちろん、キャッシング総額や件数が多いというのは、裏を返せば、

• それを自社でもらえば、売上が伸びる
• 他社の売上も奪える

ということになり、金融業界での競争を考える上では、一石二鳥です。ということで、確かにメリットでもあるのです。

つまり「多重債務者への融資」というのは、カードローン会社にとって「諸刃の剣」なんですね。リスクもあればリターンもある「ハイリスク・ハイリターン」ということです。

そういう迷う状況の中で、どういう人だったら融資したいと思うか…。これが「直前に少しでも返済した人」なのです。

直前の返済が、審査通過に効果的な理由

直前に少しでも返済すると、なぜ審査通過しやすくなるのか。これは「キャッシング審査を恐れている」というのがわかるからです。「恐れている」というと何やら悪いことのようですが、そうではありません。

恐れというのは大事なものです。たとえば接客がしっかりしている一流ホテルは「ダメな接客をすること」を恐れているのです。自分たちが「一流の座から転落する」ということを恐れているんですね。

恐れには「良い恐れ」と「悪い恐れ」があるのですが、「おまとめローン（計画返済支援のための融資）の審査の直前に、少しでも返済をする」というのは「良い恐れ」なのです。

良い恐れのわかりやすい例は「イチロー」です。あれだけの実績を残しても、彼はまったく自分に満足していないし、あまり喜んでいるようにも見えません。これは「超一流の座」を維持することの難しさを、誰よりも知っていたからです。彼もまた「恐れて」いたわけですね。

おまとめローン（計画返済支援のための融資）の審査でも、そのように「お金を借りるということは、難しいことである」「返済とは、責任重いものである」という恐れを持っている人は、えてして延滞・滞納もしないのです。ましてや自己破産などまずしません。

ということで、こういう「誠意」を見せる人は、返済計画の再編の審査でも通過しやすくなるわけです。一般常識で考えても、納得が行くことかと思います。

実際、少しでも返済をすると、それが習慣になる

実際、返済計画の再編の審査のためとは言え、少しでも返済をすると、それが習慣になり始めるのです。たとえていうなら「ジョギングを始めてみた」ようなものです。

ジョギングの習慣は、「始める時」が一番大変です。この理由は「服や靴がない」という物理的な問題ではありません。「人間の行動の9割は、習慣で決まっている」からです。

これは、数々の心理学の実験で証明されたことで、人間は「自分の意志」でなど、動いていないのです。自分の意思で動いたつもりでも、実は習慣から来る、脳内の神経回路の動きに、支配されているだけなんですね。

だから、これまでジョギングをしていなかった以上「自分の9割を支配する習慣に逆らう」ということですから、面倒なのは当然なのです。（自分の9割を敵に回すわけですから）

しかし、これが逆に「習慣になる」と「何も考えなくても、それができてしまう」ということ。そして、これは借金の返済に関しても言えることなんですね。

たとえ審査通過のためにした返済とは言え、一度返済すると、脳が「返済する」という行動を覚えるのです。具体的には、

• 返済した時に見た、自動契約機の画面の映像
• 返済するためのお金を、ATMに入れた時の音

…というような五感の情報を覚えるんですね。そして、その時に「借入残高が減って、気が楽になる」→「安心した時に出るホルモン、オキシトシンが分泌される」→「オキシトシンは心地よいものなので、また感じたいと思う」…という風に、科学的に脳が「返済」を覚えるのです。

（返済の「心地よさ」も同時に学習します）

実際「気が進まないけど、やっているうちになんだか楽しくなった」という経験は、人生の中でいろいろあるでしょう。一日単位でもあるし、数年単位でもあるはずです。これは「習慣」の産物なんですね。

というように「自分自身、キャッシング残高を完済するための勢いがつく」という点でも、「事前返済シてから、返済計画の再編の審査に申し込む」というのは有効なのです。

できるだけ審査に申し込みやすいおまとめローン（計画返済支援のための融資）で借りたい―。というのもわかりますが、こうして「自分から審査通過しやすくする」という努力も、ぜひ意識してください。